ボンベイの市街地を巡る

IMG_2132昨日から船中で待機していた留学生一行の最大の苦痛はその暑さ!彼らの忍耐力をはるかに超える猛暑でした。5月~6月のボンベイは1年でもっとも暑さの激しい時期でもありました。そんな中、151年前の本日5月23日は、畠山・松村など6・7人の留学生はライル・ホ-ムの案内で、馬車で市中を巡ります。ここで今までの上陸地とは全く異なる近代的都市の美しさに驚愕します。

市街中心部びは市丁舎・商業会議所・州立法院などの諸官庁をはじめ、銀行・大学・図書館などゴシックスタイルな6・7階にも及ぶ言わば、高層建築物がそびえ立っていたのです。まさに彼らが生まれて初めて見る19世紀欧風都市であったのです。5月18日の「ゴール出発」のブログでもご紹介いたしましたが、この時ポルトガル領からイギリス領へと変わっていたところなので、建築物もこの馬車が通っている立派な道路も英国人のために造られたものでした。インド人、特に一般下層級にとっては無価値のようなものです。街路を歩いている「手や足や亦耳鼻に金輪を入候」黒人も「大きな風呂敷の如きものにて顔をかくし候」女たちも、また「水を洒(そそ)きあるき候」車までもが、彼らの目には何か背景にそぐわないものでした。留学生はその後、市中の「アエデルホヰ」という料亭で食事をし、午後11時頃に帰船しています。

大英帝国と呼ばれる国の力をこの目で見せつけられ、自分たちの姿とあのインド人たちの姿を恐ろしくも一瞬重ねた瞬間もあったかもしれません・・・わが国を思い、富国強兵を強く感じた1日であったでしょう。次の国に向けて明日、出航です。お楽しみに・・・

 

久徳

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