148年前の5月12日の話

IMG_20491868年5月頃、ハリスのコロニ-には少なくとも12名の薩摩人が在籍していました。英国から渡ってきた森有礼ら6名の留学生と海外渡航が解禁されたことを受けて、薩摩藩が新たに送った5名の第二次留学生。そして、脱藩をして米国に渡っていた薩摩人が1人いました。

「3・4ヶ月は仲良くやっていたが、(あることで)議論がわかれ、内部分裂が起こった」と長沢の言葉にあります。その議論とは、「もし日本と米国が戦争を始めたらどうするか」米国と戦う者、中立を保つ者と議論はわかれました。これに意見を求められたハリスは「私は日本間に戦争の起こらないことを確信する。しかし、もし起こった時は、神の命ずる世界の公正と正義により戦うべきである。(長沢の回想)」と述べました。「神の命により戦う」というハリスの発言に多くの留学生は疑問を抱きます。「神の命」という概念がないからです。彼らは、祖国(藩)を外国の侵略から守り、国家新生のために、働くという使命を帯びて、留学を命じられていたからです。

ちなみに長沢は自分の立場を述べていません。日本のために戦うと主張した薩摩人はこの頃、コロニ-を去ります。渡ったばかりの留学生と畠山義成・吉田清成・そして数日後に松村淳蔵。残ったのは、長沢・森・鮫島でした・・・。

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