文久3年(1863年)の薩英戦争によって、五代才助(のち友厚)と松木弘安(のち寺島宗則)は英艦の捕虜となり、藩から身を追われる立場となりました。約1年の潜伏中、五代は長崎から英国留学派遣に対する上申書を薩摩藩庁へ出します。その後、二人は帰藩を許され、松木(寺島)は藩命により、江戸を出立し長崎にいる五代に会いに行きます。五代は英国への使節団ならびに留学生派遣に関する一部始終を語って聞かせると、「随員に選ばれ、同行を命じられた。」ことを寺島から伝えられます。それ以降、五代は薩摩藩代理人として、留学生の渡航手続き、便船の手配などをグラバ-と折衝を重ねます。便船の都合がつくまでの約2ヶ月間を2人は共に長崎で過ごします。そして、堀孝之と共に薩摩蒸気船雲行丸に搭乗し、長崎を出帆した3人は元治2年(1865年)4月14日薩摩串木野郷羽島に到着します。留学生一行に出迎えられた寺島は、これまでのいきさつを語り、「グラバ-所有の便船が一両日中に羽島の港に回航される」ことを告げます。
いよいよ英国への旅立ちです!これからもお見逃しなく!
・・・ところで、本市の桜は全て散り、今はつつじが満開を迎えております。2日前に大阪の造幣局を訪れた友人より、素敵な写真を頂きました。
丸々と膨らんだ桜の重みで今にも落ちてしまいそうです!見頃を迎えていますね・・・朝ドラの五代様効果もあり、さらに盛り上がっていることでしょう。桜前線北上中、春を満喫なされてくださいね!