【スペシャルトーク&電信ワークショップご報告】

昨日、ゲストに郵政博物館主席学芸員の井村恵美氏をお招きし、

「スペシャルトーク&電信ワークショップ」を開催いたしました。

現在開催中の開館5周年記念特別企画展「魔法の電信」に、貴重な資料を提供して頂いている郵政博物館は、東京の新しい下町「東京ソラマチ」にあり、エンボッシング・モールス電信機等の収蔵品もあります。

今では、無線(スマホ・WI-FI環境等)にとって代わり、身の回りにある無くてはならない「電信」ですが、古代の可視通信から18世紀後半に起こった産業革命により、通信機及びその通信網を用いた電気技術となり急激に発展しました。

ペリー来航・咸臨丸の渡航等により、幕末に端を発した日本の電信は、当初理解し難くなじめないものでありました。その後明治新政府は、寺島宗則等の尽力により、電信装置の実験・電信網の整備・海底ケーブル敷設を行い、後に西南戦争・日露戦争等の歴史的事件においても重要な技術としてさらに発展していきます。

今後新しい通信のかたちとして、昨今はデジタル中心ではありますが、”思いを伝える”未来の通信のカタチとして、若者の間にはデジタルとアナログの融合・原点回帰といった風潮もあり、電信の見直しも期待される昨今です。


ワークショップにおいては、子供達を中心に実験を行い、乾電池と銅線を使用した簡単なしくみですが、皆さん興味を持ち、電信の基礎を学んでいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

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