先日、1月27日(日)は当記念館におきまして、第19回カフェ・アカデミアが開催されました。
今回のテーマは
若き寺島宗則(松木弘安)…西洋文化との出会い
~旅と経験の日々を語る~
今回はゲストに松木家当主の松木建夫氏をお迎えしてお話を伺いました。
ちなみにこちらは今回のスイーツのオランダ風のアップルパイです。
(マドラスでの販売はいたしておりませんのでご了承ください)
アカデミア開始、まずは寺島宗則の紙芝居からスタートしました。
この紙芝居は、寺島の出身地である阿久根市脇本の有志の皆さんが、「子どもたちにも寺島のことを伝えたい」という思いで制作されました。
そして、完成したばかりの紙芝居を、今回が初お披露目ということだそうで、少々緊張したご様子ながらも、優しい語り口で紙芝居を披露されました。
続きまして、松木建夫氏によるトーク。
まずは建夫氏と宗則がどのような関係性なのかを家系図を見ながらご説明。
その後は寺島宗則誕生から留学以前までの若き時代についてのお話を伺いました。
寺島が島津斉彬に指示を受け、見たことのない船のエンジンを、文書と絵図のみをもとにして造り上げたという話には感銘を受けました。
その想像力と理解力は並大抵のものではなく、やはり相当な才人だったのだろうなと、あらためて感じました。
トークの後、記念館を訪れていたいちき串木野市長にも急遽ご挨拶を頂きました。
最後には「今後は寺島の出身地である阿久根と、留学生の渡航の地であるいちき串木野で連携して盛り上げていけたらと思います。」と述べられました。
建夫氏は最後に、現在改修作業中の寺島の生家について
「改修が終わったら、生家を見に来ていただきたいのはもちろんですが、その一帯の脇本の景観が素晴らしいので、ぜひ足を運んで見ていただきたい」とおっしゃいました。
今回のカフェ・アカデミアは阿久根からもたくさんのお客様がいらして下さりました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
当記念館では現在、特別企画展
【文明開化の音がする…寺島宗則(松木弘安)の足跡…青春編】を開催中でございます。
期間はいよいよ2月18日(月)までとなっております。
若き日の寺島宗則に関する貴重な資料を、この機会にぜひご覧にいらしてください。
皆さまのご来館を、スタッフ一同心よりお待ちいたしております。