2018年7月22日(sun)
薩摩藩英国留学生記念館におきまして、開館4周年のイベント
『羽島イギリス記念祭2018』が開催され、たくさんのお客様にご来場いただきました。
記念館前で開催されました薩摩スチューデント市は、今回も大変にぎわっておりました。
11時からは、羽島保育園のみなさんによるマーチングバンドが披露され、にぎやかな演奏とかわいらしい踊りに、観客のみなさんも笑顔がこぼれます。
また、デッキ下のスペースにおきましては、先日完成したばかりの留学生たちを紹介する紙芝居も披露され、子どもたちも留学生のストーリーに見入ってる様子でした。
12時からは神村学園ダンス部の皆様によります、ストリートダンスの披露。。。
とてもかっこいいですね!
午後になりますと、カフェアカデミア特別篇と題しまして豪華なゲストの方々をお呼びしてのトークショーが開催されました。
テーマは
『知の冒険者たち~維新150年、旅を語る~』
日本のみならず、世界でご活躍されているゲストの皆様の、海外での経験等を、薩摩藩留学生のエピソードとなぞらえてたっぷりお話しいただきました。
初めての海外経験は、ゲストの皆さんでも失敗、困惑することもあったそうです。
ですが、外国を見て回ることで、いろいろな文化や宗教、人種があることを実感することができる。
なので、若い人たちにも海外に出る経験をしてほしい、という風に語っておられました。
そして、トークショーの後はクイズ大会!
歴史にちなんだクイズが出され、時にはひっかけ問題に笑いが起こりながらも、皆さま積極的に回答しておられました。
夕方5時よりは、2階のデッキにおきまして
『バル&ミュージックフェス』が開始。
ウォーカー ジェームス 正良さんによる、バグパイプの演奏でスタートしたミュージックフェス。
バグパイプという普段なかなか聴くことのできない珍しい音色に、皆さま聴き入っているご様子でした。
途中、雨に見舞われたので急きょ1階のライブラリーへ場所を移動。
桐めぐみ&濱田貴志ギターデュオの皆様によります演奏。
華やかで陽気なギターの音色に、わたくしも心が弾む気持ちでした。
ラストを飾るのはジャズピアニスト松本圭使さんによりますピアノ演奏。
しっとりとしたジャズピアノの旋律は、この日1日の締めくくりにぴったりで、とても癒される心地でした。
この日ご来場くださった多くのお客様を始め、今回のイベントにお力添え下さいました皆様に、改めまして御礼申し上げます。
当記念館がこうして開館4周年を迎えることができたのも、ひとえに、普段から当記念館にお越しくださる皆様、ご協力くださる皆様のおかげであります。
夏休みに入り、今年は特に暑い日が続いております。
ただ今、記念館では2018年9月2日まで小・中学生の観覧無料期間を実施しております。
また、22日より2階企画展示室の方で、昨年山火事に遭いました、サンタローザに残っていた長沢鼎ゆかりの建物、『Round barn』の焼け残った建材の展示を期間限定で開始いたしました。
この建材は長沢鼎のご子孫のケン・イジチさんから寄託されました貴重な資料でございます。
この機会にぜひ、薩摩藩英国留学生記念館へお越しくださいませ。
スタッフ一同、ますます精進致してまいりますので、これからもどうぞ、当記念館をよろしくお願いいたします。