1月29日に行われました「トーク・セッションちょっと素敵な街語り・・・~建築と街なみから見る鹿児島の近代化とこれから~」Cafe Academia。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました!
今回は3名の素敵なゲストの方々から、建物や、景観、色彩について貴重なお話をして下さいました。
永井友美恵様は、1度行ったら忘れられないレトロフトMuseoの印象を強く魅だしている壁の鮮やかな青色やカウンターのオレンジ色(ちゃんとした色の名前がありましたが、忘れてしまいました・・・)をどこからヒントを得て、利用するにいったのか、秘密をお話してくださいました。また、「イタリアの八百屋のおじさんでさえも色彩感覚をもっている」など、イタリアの建物や電車の色について、色彩・美しさについてお話頂きました。
古畑好恵様は、イタリアはフィレンツェなどの建物の景観などについてお話して下さいました。イタリアやヨーロッパでは看板から全てのものを作るにあたり、とても厳しいルールがあるそうです。それは1000年以上の文化があるヨーロッパならではであり、今も守っている人たちがいるからこそ、今日も世界中から人が集まるのだと。
永留純一様は、小さい頃は気づかなかった自分の街の建物や景観の素晴らしさの発見や山形屋の建物の秘密などについてお話して頂きました。生まれた時から「ものを見る目」をもつ人もいるけれども、私たちもいい物を見て、目を養うこともできると思いますよ、と。写真の撮り方などとても為になるものでした。
今回のアカデミアに参加された方に感想を聞いてみました。
印象的だったのが「戦後の日本において、魅力的な街並みと豊かさは反比例してしまったところがある。」という言葉。これからの鹿児島でも100年、200年後も見据えた街づくりがされればいいな・・・明治維新150周年、大河ドラマ「西郷どん」も控える今だからこそ、鹿児島に住む自分たちが鹿児島らしい街づくりを意識し始める時期になれればいいですね。楽しい時間となりました。
当館ができてまだ2年半と短いものですが、こちらもとても厳しい(笑)ルールのうえディスプレイなどされています。今でもそのルールを守ってやっておりますが、「ここまでやる必要があるのかな・・・」と思ってしまう時期もありました。しかし、小さなことではありますが守り続けているからこそ今でも変わらず素敵な館になっているのではないかと思っていますが・・・どうでしょうか・・・・(笑)10年、50年、100年と、ずっと変わらず残る建物であるよう努めようとまた、今回のアカデミアでは感じました。次回のCafe Academiaはどんなお話が聞けるのでしょうか!私共も楽しみです♪その日まで・・・
今回のQUEEN’S CAFEスイーツは、金柑のチーズケーキ・かぼちゃプリンでした☆