長沢鼎 32年ぶりの帰国

img_0576今から119年前の今日(1897年10月2日)、長沢鼎が米国カリフォルニアから日本に帰国した日です。カリフォルニアでワイン事業を成功させ「葡萄王」と呼ばれていた長沢は、現地で共に働いていた甥の伊地知共喜と一緒に32年ぶりに帰国しました。長沢の弟で赤星家を相続していた赤星弥之助や親族らが、横浜港に到着した彼らを出迎えました。弥之助の顔を見た瞬間、長沢が最初に発した言葉は「わや弥之助か」と薩摩(鹿児島)弁でした。親戚らは長沢が日本語を覚えていたことに驚いたそうです。10月4日、長沢は鹿児島に行き、万勝亭で歓迎会が開かれました。また、親戚は独身で米国で暮らす長沢を心配し、結婚を勧められましたが「忙しすぎるから嫁はいらん」と結婚話をはぐらかします。13歳で薩摩スチューデントとして英国に渡り、32年ぶりに日本に帰ってきた長沢は、鹿児島新聞のインタビューの中で「夢では、つねにここへ帰ってきましたが、やっと、実現しました」と言っています。

外薗

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