長沢 アバディ-ンへ発つ

2016-08-19 09.50.57151年前の今日(1865年8月19日)は、長沢鼎は英国ロンドンからスコットランド・アバディーンへ発った日です。実は、英国留学計画中の段階で、アバディーンにあるトーマス・グラバーの実家に長沢を預けることが既決まっていたのです。1865年8月19日、長沢はグラバ-の兄ジェイムスと一緒に汽車でアバディ-ンへ向かいます。キングス・クロス駅には、森有礼ら留学生が当時13歳の長沢の見送りに来ていました。その時の長沢の様子を森は「剛気之人」と言っているほど、長沢は不安げな様子や涙は一切みせなかったそうです。アバディーン到着後、長沢はグラバ-家七男で長沢の一つ上のアルフレッドと同じ部屋で、彼と同じジムネイジウム中学校に入学することになっていました。言葉もまだ不十分で、生活習慣も異なり、さらに他の留学生と離れて日本人たった一人での生活が始まるのでありました。

外薗

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