松村淳蔵、海軍兵学校長として米国式教育方針を導入!

2016-08-07 09.33.12 現在、広島の江田島にあります「海上自衛隊幹部候補生学校」は昭和20年まで海軍兵学校でした。その規模は、イギリスの王立海軍兵学校とアメリカ合衆国海軍兵学校(通称:アナポリス)とともに世界でも最大の兵学校でした。江田島に通った軍人は、同じ釜の飯を食った同期を何よりも大切にしたそうです。同じクラス内でも上官と部下になることもあったそうなのですが、一旦職務を離れると「貴様と俺」で話が通じる対等の立場であるという不文律があったとか・・・。また、同期が戦死した場合、残された家族は生き残った同期が可能な限り面倒を見るという暗黙の了解もあったそうです。

当初、東京の築地にあった海軍兵学校を広島に移転させたのは、校長であった松村淳蔵の意向でした。次長の伊地知中佐と共に「東京に兵学校を置くことは教育上好ましくない、アナポリスと同じ環境が望ましい」と海軍省に進言したのでした。英国式の日本海軍において、自分の習った米国式の教育方針の導入と言えましょう。 松村はこの兵学校の校長を4回も務めております・・・。(^o^)丿

畠中

 

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