薩摩スチューデント、農業都市ベッドフォードへGO!(^^♪

2016-07-28 09.59.431865年7月29日土曜日、快晴。薩摩スチュ-デント一行は長州人の山尾と井上勝と共に農業都市ベッドフォードへ向けて出発します。本日の案内人はウィリアムソン教授。お昼頃にベッドフォードに到着するとまず、蒸気で動く農耕機械を製造する工場へ。人馬による農耕方法しか知らない彼らにとっては驚異以外の何物でもなかったことでしょう。ここで約3時間ほど過ごした後、この工場のオーナーでもあり、またベッドフォードの市長でもあるジェームズ・ハワードと昼食を共にしました。その後、実際にその蒸気で動く農耕機械・蒸気鋤が畑を耕すところを見学することになり、ハワード農園へ案内されます。ここで彼らは驚いているばかりではなく、操作方法などを熱心に質問し、自ら操作をやってのけたのです。これには周りにいたイギリス人たちも驚きます(@_@)!。               その時の様子が1865年8月2日付の「タイムズ」に掲載されます。『英国の農業や工業の知識を修得するために、サツマ候から派遣された日本人の一団がベッドフォードの英国製鉄所を訪問した。(省略)彼らは工場の諸機械及び様々の操作過程に非常な興味を示し、種々の細部にまで驚くほどすばやい理解を示した・・・(省略)刈取り機の操作も速やかに、しかも器用にこなした・・・』。市長と晩餐をとった後、ベッドフォードでの充実した時間と心温まるおもてなしに感謝の意を表し、一行は帰途につきました。

畠中

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