今から148年前、1868年(明治元年)7月7日に高見弥一は、貿易事務を扱う大阪運上所(現・大阪税関の前身)の税金方掛・勘定掛吟味役となります。川口運上所の責任者として着任していたのが五代友厚でした。高見が来た1ヶ月後に、五代は大阪府権判事となっております。
高見が勤務となったのは、イギリスから帰国して約2年後のことでした。海外での経験があるということで抜擢されたと思われますが、約4年後には鹿児島に帰り、数学教員となります。大阪にて官界デビュ-となったにも関わらず、戻った裏には、あの暗殺者の暗い歴史が関わっているように思われます。
久徳