151年前の今日、薩長の若者たち 遠い異国の地で・・・(^^)/

2016-07-01 14.39.381865年7月2日午後6時ごろ、長州の若者・山尾たち三人が薩摩スチューデント一行のもとに訪ねて来ました。まさか長州人に出会うとは(@_@、しかしここは遠い異国の地!(^^)!。この日、山尾たちは自分たちがいつ頃どうやってイギリスに来たのか、また当初は五人だったことなど様々な話を交わし、夜11時ごろ帰ったようです。 そして翌日の昼食後のこと、畠山は山尾とともに孤児の学校へ出かけます。山尾が「走り比べ跳び比べがある。なかなか面白いから見に行こう」と誘ったようです。イギリスでは、戦争などで親を失った子供たちを集めて教育を施す、そういった教育制度が確立されているのです。それが、やがて国の繁栄に繋がっていく。「なるほど」と畠山は教育のあり方を実感・・・。これ以後も山尾たち長州の若者たちは、薩摩の若者たちのもとを訪れ交流を深めていきます。 森有礼は、兄・横山安武に宛てた手紙の中で「長州の三人にも引き続き面会して、観察しているところです。ひとり山尾という人は、まことに誠実な男で、優れた人物のようです。他の二人は、それほど魅力のある人たちではありません。しかしながら、三人とも薩摩藩に傾心している様子が窺えます。段々と、彼らの話しぶりで、そのように思われてきました。もしそうであれば、早晩、日本における大方の世情も西国へ傾くようになるでしょうし、本当にゆくゆくは楽しい時世が到来するはずですから、お互いに心得ておくべきでしょう」と書いております。                           国許では薩長協和へと動き出している、そんなことが起こっているなんて彼らはまだ知るはずもありません・・・。

畠中

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